金融機関からの融資が付かないラブホテルの社長からのご相談
こんにちは!
ラブホテル・レジャーホテル経営の専門コンサルタント(株)スパイラルの平田です。
今日は、ラブホテルでは良く起きる「融資問題」についてお話します。
日頃から便利な金融機関ですが扱い方を誤ると問題が起きるので要注意なのです。
では、始まり、始まり~
とある、県庁所在地の中心部に位置するラブホテルのオーナー様から、
「何回、色々と
頑張っても融資が付かないから改装も出来ない。」
との相談です。
ホテルに伺って、オーナー様からお話を伺うと「そろそろ内装デザインも古さが目立ってきて、什器備品にも老朽化が進んできたし、少しずつ売り上げも伸び悩んできたから、『ここらで借り入れを起こして改装などをしよう』と思い立ってはみたものの、何処の金融機関もあまり話を聞いてもらえなくて、何も進めないまま半年以上経つ今も何もできていない。このままでは老朽化が進んでラブホテルの魅力が無くなって行くのは分かっているので心配なんですよ。」との事でした。
確かに、平田が拝見しても少し古臭さが見え隠れして、築20年くらいでしょうか一部の設備にもレトロ感が漂い始めていました。
そこでもう少し詳しい話を伺う事にして「現在の借り入れ状況は?」と聞くと、
件の2代目社長は、誇らしげに
「ウチは無借金経営ですよ。
随分と昔に先代がコレ(ラブホテル)を立てた時の借金は返しています。」との事でした。
すこし、売上に伸びを欠いているとはいえ、担保も充分な筈なのになぜ借り入れが不調なんでしょう?
その次に「ではメインバンクと言うか、日頃のお付き合いをされている金融機関は何処ですか?」と聞きました。
すると「特にと言うかぁ。別にありませんね。」と仰いました。
なので、平田から「売上とか、公共料金の引き落しとかは、日頃どうされているのですか?」と聞きますと「あぁ、売上とかは手数料無料のネットバンクに、公共料金は郵便局から引き落としています。」とお答えが有りました。
あぁ、これか!
平田には、このラブホテルに融資の付かない原因が分かりました。
ラブホテルは、店舗型風俗関連特殊営業なので、一般的に大手の都市銀行や地方銀行に法人口座を作るのは難しいと言われていますし、融資は受ける事が出来ないと言っても良いでしょう。
でも、このラブホテルは、地域の金融機関とのお付き合いを全然していないのです。
都市銀行や地方銀行がダメでも、地域の信用金庫や信用組合、また業界に特化した金融機関ならば、融資してもらえる可能性はあります。
とは言っても、何処でも貸して貰えるわけではありません。
そこは、お付き合いが必要です。
例えば、公共料金御引き落とし用口座や給与の振込用口座、売上管理用口座や経費の支払用の口座、納税貯蓄組合の積み立て口座などを作ったり、その為に必要となるクレジットカードを作ったり、ネットバンキングを申し込んだりして、複数の金融機関との関係性を構築して、ややすれば担当者なども決めて貰うなど出来れば、融資の申し込みなどもスムーズに進むのですが・・・
この2代目経営者は「振込手数料が安い」「コンビニから24時間入金出来て便利」などを重視して、地元の金融機関との『お付き合い』を軽視してきたのです。
ですから、お付き合いが有りませんから、もちろん担当者も居ませんし、決算報告書を提出した事も有りませんので、金融機関としてはこのラブホテルの事は何も分かりません。
それでは、融資話がスムーズに進むはずも有りません。
その上更に「融資申込に際して、何を提出したのですか?と聞いてみたところ、
「エッ?電話して相談したんですが、まだ特には何処にも何も出してないです。」とのお答えです。
それは、経営者として非常識な人だと思われた結果の門前払いって事です。
融資を申し込むには「融資依頼書」とか「資金使用目的一覧」「決算報告書直近2期分」「返済計画書」など(ケースによって変わる)が必要なのですが。この2代目社長は、何も知らずに「申し込みさえすれば、貸してもらえる。」とでも思っていたようです。
この状態では、融資を申し込み以前の諸準備が全く揃っていないので、上記の内容を件の二代目社長に詳しく説明して、これからさっそく『お付き合い』の準備に掛かって頂く様に指導しましました。
※複数の金融機関と『お付き合い』するのは、金融機関によってその時の経営方針に違いが有るからですし、お互いに他行を牽制させる意味もあるのです。
また、決算報告書以外の書類(融資依頼書・資金使用目的一覧)などは、弊社にご相談頂けば、書類の製作が可能であることをお伝えしました。
今は、近隣の信用金庫や信用組合に色々と口座を持ち、融資を受けやすい状況を作っていますが、近いうちに弊社が作成した各種の書類を携えて、融資を申し込んで、改装に着手する事でしょう。
ラブホテル・レジャーホテル経営の専門コンサルタント(株)スパイラルの平田です。
今日は、ラブホテルでは良く起きる「融資問題」についてお話します。
日頃から便利な金融機関ですが扱い方を誤ると問題が起きるので要注意なのです。
では、始まり、始まり~
とある、県庁所在地の中心部に位置するラブホテルのオーナー様から、
「何回、色々と
頑張っても融資が付かないから改装も出来ない。」
との相談です。
ホテルに伺って、オーナー様からお話を伺うと「そろそろ内装デザインも古さが目立ってきて、什器備品にも老朽化が進んできたし、少しずつ売り上げも伸び悩んできたから、『ここらで借り入れを起こして改装などをしよう』と思い立ってはみたものの、何処の金融機関もあまり話を聞いてもらえなくて、何も進めないまま半年以上経つ今も何もできていない。このままでは老朽化が進んでラブホテルの魅力が無くなって行くのは分かっているので心配なんですよ。」との事でした。
確かに、平田が拝見しても少し古臭さが見え隠れして、築20年くらいでしょうか一部の設備にもレトロ感が漂い始めていました。
そこでもう少し詳しい話を伺う事にして「現在の借り入れ状況は?」と聞くと、
件の2代目社長は、誇らしげに
「ウチは無借金経営ですよ。
随分と昔に先代がコレ(ラブホテル)を立てた時の借金は返しています。」との事でした。
すこし、売上に伸びを欠いているとはいえ、担保も充分な筈なのになぜ借り入れが不調なんでしょう?
その次に「ではメインバンクと言うか、日頃のお付き合いをされている金融機関は何処ですか?」と聞きました。
すると「特にと言うかぁ。別にありませんね。」と仰いました。
なので、平田から「売上とか、公共料金の引き落しとかは、日頃どうされているのですか?」と聞きますと「あぁ、売上とかは手数料無料のネットバンクに、公共料金は郵便局から引き落としています。」とお答えが有りました。
あぁ、これか!
平田には、このラブホテルに融資の付かない原因が分かりました。
ラブホテルは、店舗型風俗関連特殊営業なので、一般的に大手の都市銀行や地方銀行に法人口座を作るのは難しいと言われていますし、融資は受ける事が出来ないと言っても良いでしょう。
でも、このラブホテルは、地域の金融機関とのお付き合いを全然していないのです。
都市銀行や地方銀行がダメでも、地域の信用金庫や信用組合、また業界に特化した金融機関ならば、融資してもらえる可能性はあります。
とは言っても、何処でも貸して貰えるわけではありません。
そこは、お付き合いが必要です。
例えば、公共料金御引き落とし用口座や給与の振込用口座、売上管理用口座や経費の支払用の口座、納税貯蓄組合の積み立て口座などを作ったり、その為に必要となるクレジットカードを作ったり、ネットバンキングを申し込んだりして、複数の金融機関との関係性を構築して、ややすれば担当者なども決めて貰うなど出来れば、融資の申し込みなどもスムーズに進むのですが・・・
この2代目経営者は「振込手数料が安い」「コンビニから24時間入金出来て便利」などを重視して、地元の金融機関との『お付き合い』を軽視してきたのです。
ですから、お付き合いが有りませんから、もちろん担当者も居ませんし、決算報告書を提出した事も有りませんので、金融機関としてはこのラブホテルの事は何も分かりません。
それでは、融資話がスムーズに進むはずも有りません。
その上更に「融資申込に際して、何を提出したのですか?と聞いてみたところ、
「エッ?電話して相談したんですが、まだ特には何処にも何も出してないです。」とのお答えです。
それは、経営者として非常識な人だと思われた結果の門前払いって事です。
融資を申し込むには「融資依頼書」とか「資金使用目的一覧」「決算報告書直近2期分」「返済計画書」など(ケースによって変わる)が必要なのですが。この2代目社長は、何も知らずに「申し込みさえすれば、貸してもらえる。」とでも思っていたようです。
この状態では、融資を申し込み以前の諸準備が全く揃っていないので、上記の内容を件の二代目社長に詳しく説明して、これからさっそく『お付き合い』の準備に掛かって頂く様に指導しましました。
※複数の金融機関と『お付き合い』するのは、金融機関によってその時の経営方針に違いが有るからですし、お互いに他行を牽制させる意味もあるのです。
また、決算報告書以外の書類(融資依頼書・資金使用目的一覧)などは、弊社にご相談頂けば、書類の製作が可能であることをお伝えしました。
今は、近隣の信用金庫や信用組合に色々と口座を持ち、融資を受けやすい状況を作っていますが、近いうちに弊社が作成した各種の書類を携えて、融資を申し込んで、改装に着手する事でしょう。