コンサルタントを渡り歩いたが経営の停滞が続くラブホテルのオーナー様からのご相談
こんにちは!
ラブホテル・レジャーホテル経営の専門コンサルタント(株)スパイラルの平田です。
今日は、ラブホテルでは良く耳にする「コンサルタント」についてお話します。
とても便利に見える「コンサルタント」も使い方を誤ると思わぬ問題が起きるので、要注意なのです。
では、始まり、始まり~
とある、関西地区の商業地区に位置するラブホテルの社長から、
「何回かコンサルタントを雇ってみたりしたんだけど、『改善するには、あれ買えこれ買え』と金のかかる事ばかり言うし、どうも自分には合わない気がして、
もっと良いコンサルタントは居ないものか?と探していて、
業界のセミナーに行ったら何となくだが、良さそうだと思ったから話だけでも聞いてみようかと思ってさぁ。」との相談です。
会社に伺って、この社長からお話を伺うと「昔っからホテルの営業成績はそんなに良くはないけど、全然ダメってわけじゃないんだけど、
このままではいずれダメになりそうだし、
自分も年で現場に行く機会も減って来たから、この辺で何とかしようと業界の無料雑誌に出ていたコンサルタントに連絡してみたり、業者の人に聞いてみたりして、ちゃんと契約もしたんだけど、一向に営業成績は変わらないし、先の事を聞いても要領を得ないから、短期間で解約して他のコンサルタントと契約してみたりを繰り返してきたんだ。これからどうしようかと思っていたら、業界のセミナーで凄い成績を上げる先生が居るって事だったから話だけでも聞いてみようと思ってさぁ」というご相談の様な、そうじゃない無いようなお話でした。
要約すると「経営が停滞しているからコンサルタントを雇ったけど、やり方も結果にも満足しなかった。どうしようかと思っていたら、たまたま弊社のセミナーを受講したので、やり方とかを聞きに来た。」って事のようです。
実は、弊社のお客様に、この様な方は珍しくありません。
ハッキリとは分かりませんが、半分くらいは他のコンサルタント事務所からの乗り換えのようです。
※他で契約していたとは言いにくいらしいですが、別にそんな事は有りませんので、お気になさらず教えてください。(^^)/
この業界のコンサルタントには、何種類かの人たちが居ます。
①ラブホテル業界の関連会社で、営業の一環としてコンサルタントをしている。
②運営会社などで働いていて、自分で独立してコンサルタントを始めた。
③中小企業診断士や経理士、社労士などの他業種からコンサルタントを始めた。
④ラブホテルで長く働き、年齢を考えてコンサルタントとして独立した。
⑤コンサルタント業務だけを目的とした法人格を持って活動している。
など色々です。
まず、この内で法人格(株式会社や有限会社・合同会社など)でない個人事務所?等の場合はインボイス承認も取れないかもしれませんし、そもそもコンサルタント能力を図る為の実績などを裏付ける「証拠、根拠、形跡」などを得るのが難しい場合が有ります。
※ラブホテル・レジャーホテル専門経営コンサルタント 株式会社 スパイラルの
適格請求書発行事業者登録番号は T3013301027848 です。
また法人格が有っても、その業種がコンサルタント業ではない場合も
「何故コンサルタントの業務能力があるのか?」が不明確です。
例えば、何件もラブホテルの設計をしてきた設計事務所が、ラブホテルの経営コンサルタントをするとしても、浴室清掃もベッドメイクもリネンセットもしたことが無く、ルームサービスの調理経験もシフト組も、新人教育や能力評価もしたことが無いとしたらコンサルタントが出来るでしょうか?これは、他の業種でも似たようなことが言えるでしょう。
ようは「餅屋は餅屋」って事です。
コレも例は少ないのですが、コンサルタント業務を目的として会社定款を届け出ている法人であっても、その歴史が極端に浅い場合は、経験不足ではないのかという疑念は拭えません。
20年くらい前に、ある場所で名刺交換した若者が「今年から社会人となりまして、経営コンサルタントとして起業します。経営でお困りの方がいらしたご紹介ください。」と言われて驚いたことが有ります。
自分は「この青年が、怪しい起業コンサルタントの餌食にならなきゃ良いけど・・・」と感じた思い出が有ります。
そこで、今まで契約したコンサルタントが、本当にコンサルタントであったのかを聞いてみました。
「今までのコンサルタントの人ってどんな人でしたか?」
「なんていう会社でした?本当にコンサル専門業者ですか?」
と聞きましたら、「あぁ、言われればそうかもしれない。改装業者の所のお嬢さん達とか、運営請負会社のお兄さんとか、とにかく若い人ばかりだったなぁ。失礼だけど貴方みたいな、俺と変わらない年恰好の人は居なかったよ。」とのお答えです。
つまり、コンサルタント専業会社ではなく、その経験も浅い人達による営業活動だったようです。
更に社長は「だからか、よく知らんけど、なんかコンサルって言うよりは、コレがダメだからウチのこれを買えとか交換しろとかばかり言うから、嫌になってきちゃって」とお続けになりました。
あぁ、どちらにとっても可哀そうな話です。
彼らは、その本業では経験もあり、仕事もできるのかもしれませんが、場違いの事をやらされても能力を発揮できませんねぇ。
雇われた方にも雇った方にも、利益は少ない《くたびれ儲けの銭失い》だったでしょうね。
そうは言っても、この社長の場合は、その辺を人生経験から嗅ぎ取って早めに契約を切ったそうですから、損害は少なくて済んだでしょう。
ただし、時間的な損害は目に見えませんが大きいかもしれません。
また、たとえ長い経験が有ったとしても《④ラブホテルで長く働き、管理職にもなったけど年齢を考えてコンサルタントとして独立した。》人の場合、運営管理経験は長くても、それは数少ない同じお店だけの事であるケースが殆どです。
それでは、色々な地域性や形式・規模・品質等級・環境等に即したコンサルタントを行うことは出来ません。
つまり、この社長は「ラブホテルの『経営コンサルタント』と上手くやって来られなかった」のではなく、
『コンサルタントもどき』と契約したので、上手く事が運ばなかった。」のです。
この事を社長にお伝えすると「あぁ、やっぱりそうなんだね。で、貴方の所はどうなの?」と率直に聞かれ、「私どもは、ラブホテルなどのコンサルタント専門会社として、30年以上の経験と数多くの実績を持っていますよ。」とお応えして、弊社の会社経歴書などをご覧いただきました。
すると、「そこは分かったけど、どうやって経営改善をするの?」とこちらもストレートなご質問を頂きましたが「申し訳ありません。お店も、過去の営業成績も拝見していませんし、従業員さん達にも会っていないので、どこからどう手を付けるべきかは、今はわかりかねます。」と率直にお答えしたところ「そうだよねぇ。そうだよソコだよ。前の連中は初めてウチのホテルに来る時に《改善計画書》とか持ってきてさぁ。なんでこれが出来るんだろうって。不思議だったんだ」と喜んでいました。
ただ、経験豊かな経営コンサルタントが調査して改善指導しても、それだけで上手く行くとは限りません。
ここは非常に大事なのですが、ラブホテルの経営が停滞して売り上げが伸びない状態は、人間に例えれば、成長が止まり体調を崩したのと同じで、言ってみれば病気です。
病気を治すのはお医者様ですが、会社の場合は経営コンサルタントです。
医者は、病気の原因を探して、症状を和らげると共に原因となる病巣を無くすために投薬治療をします。
この医者による投薬治療は、コンサルタントの《改善指導》なのですが、時には「良薬、口に苦し」とばかりに薬を飲まない患者も居るんです。
つまり、コンサルタントの指導に従わないケースです。
これでは病気も経営不振も治りません。
どうしてそんなことが起きるのかと言いますと、そのラブホテル経営者の経営に対する考え方と経営コンサルタントの考え方が違う(相反する)からです。
でも、よく考えれば「今までは、その経営者の考え方でやって来たから停滞した」訳で、経営改善の専門プロフェッショナルと考え方が違うのは当たり前と言いますか、それで良い事なのです。
逆に、それが同じだったら、改善などするわけが有りませんし契約の意味も有りません。
ですから、依頼者はコンサルタントと良く話し合って、その違いを納得する必要があるのです。
それが出来たら、後はコンサルタントの改善指示に従うだけです。
もちろん、解らない事や納得できない事は発生した場合は、何時でもとことん話し合う事は言うまでもなく必要です。
この社長は、平田との考え方の違いを納得して弊社と契約してくださり、その後もよく話も聞いて下さって素直に改善指導にも反応して下さったので、経営改善も遅滞なく比較的速やかに進行し、売上自体の改善にも成功しました。
ちなみに、年は彼の方が平田より少しだけ下でした。
ラブホテル・レジャーホテル経営の専門コンサルタント(株)スパイラルの平田です。
今日は、ラブホテルでは良く耳にする「コンサルタント」についてお話します。
とても便利に見える「コンサルタント」も使い方を誤ると思わぬ問題が起きるので、要注意なのです。
では、始まり、始まり~
とある、関西地区の商業地区に位置するラブホテルの社長から、
「何回かコンサルタントを雇ってみたりしたんだけど、『改善するには、あれ買えこれ買え』と金のかかる事ばかり言うし、どうも自分には合わない気がして、
もっと良いコンサルタントは居ないものか?と探していて、
業界のセミナーに行ったら何となくだが、良さそうだと思ったから話だけでも聞いてみようかと思ってさぁ。」との相談です。
会社に伺って、この社長からお話を伺うと「昔っからホテルの営業成績はそんなに良くはないけど、全然ダメってわけじゃないんだけど、
このままではいずれダメになりそうだし、
自分も年で現場に行く機会も減って来たから、この辺で何とかしようと業界の無料雑誌に出ていたコンサルタントに連絡してみたり、業者の人に聞いてみたりして、ちゃんと契約もしたんだけど、一向に営業成績は変わらないし、先の事を聞いても要領を得ないから、短期間で解約して他のコンサルタントと契約してみたりを繰り返してきたんだ。これからどうしようかと思っていたら、業界のセミナーで凄い成績を上げる先生が居るって事だったから話だけでも聞いてみようと思ってさぁ」というご相談の様な、そうじゃない無いようなお話でした。
要約すると「経営が停滞しているからコンサルタントを雇ったけど、やり方も結果にも満足しなかった。どうしようかと思っていたら、たまたま弊社のセミナーを受講したので、やり方とかを聞きに来た。」って事のようです。
実は、弊社のお客様に、この様な方は珍しくありません。
ハッキリとは分かりませんが、半分くらいは他のコンサルタント事務所からの乗り換えのようです。
※他で契約していたとは言いにくいらしいですが、別にそんな事は有りませんので、お気になさらず教えてください。(^^)/
この業界のコンサルタントには、何種類かの人たちが居ます。
①ラブホテル業界の関連会社で、営業の一環としてコンサルタントをしている。
②運営会社などで働いていて、自分で独立してコンサルタントを始めた。
③中小企業診断士や経理士、社労士などの他業種からコンサルタントを始めた。
④ラブホテルで長く働き、年齢を考えてコンサルタントとして独立した。
⑤コンサルタント業務だけを目的とした法人格を持って活動している。
など色々です。
まず、この内で法人格(株式会社や有限会社・合同会社など)でない個人事務所?等の場合はインボイス承認も取れないかもしれませんし、そもそもコンサルタント能力を図る為の実績などを裏付ける「証拠、根拠、形跡」などを得るのが難しい場合が有ります。
※ラブホテル・レジャーホテル専門経営コンサルタント 株式会社 スパイラルの
適格請求書発行事業者登録番号は T3013301027848 です。
また法人格が有っても、その業種がコンサルタント業ではない場合も
「何故コンサルタントの業務能力があるのか?」が不明確です。
例えば、何件もラブホテルの設計をしてきた設計事務所が、ラブホテルの経営コンサルタントをするとしても、浴室清掃もベッドメイクもリネンセットもしたことが無く、ルームサービスの調理経験もシフト組も、新人教育や能力評価もしたことが無いとしたらコンサルタントが出来るでしょうか?これは、他の業種でも似たようなことが言えるでしょう。
ようは「餅屋は餅屋」って事です。
コレも例は少ないのですが、コンサルタント業務を目的として会社定款を届け出ている法人であっても、その歴史が極端に浅い場合は、経験不足ではないのかという疑念は拭えません。
20年くらい前に、ある場所で名刺交換した若者が「今年から社会人となりまして、経営コンサルタントとして起業します。経営でお困りの方がいらしたご紹介ください。」と言われて驚いたことが有ります。
自分は「この青年が、怪しい起業コンサルタントの餌食にならなきゃ良いけど・・・」と感じた思い出が有ります。
そこで、今まで契約したコンサルタントが、本当にコンサルタントであったのかを聞いてみました。
「今までのコンサルタントの人ってどんな人でしたか?」
「なんていう会社でした?本当にコンサル専門業者ですか?」
と聞きましたら、「あぁ、言われればそうかもしれない。改装業者の所のお嬢さん達とか、運営請負会社のお兄さんとか、とにかく若い人ばかりだったなぁ。失礼だけど貴方みたいな、俺と変わらない年恰好の人は居なかったよ。」とのお答えです。
つまり、コンサルタント専業会社ではなく、その経験も浅い人達による営業活動だったようです。
更に社長は「だからか、よく知らんけど、なんかコンサルって言うよりは、コレがダメだからウチのこれを買えとか交換しろとかばかり言うから、嫌になってきちゃって」とお続けになりました。
あぁ、どちらにとっても可哀そうな話です。
彼らは、その本業では経験もあり、仕事もできるのかもしれませんが、場違いの事をやらされても能力を発揮できませんねぇ。
雇われた方にも雇った方にも、利益は少ない《くたびれ儲けの銭失い》だったでしょうね。
そうは言っても、この社長の場合は、その辺を人生経験から嗅ぎ取って早めに契約を切ったそうですから、損害は少なくて済んだでしょう。
ただし、時間的な損害は目に見えませんが大きいかもしれません。
また、たとえ長い経験が有ったとしても《④ラブホテルで長く働き、管理職にもなったけど年齢を考えてコンサルタントとして独立した。》人の場合、運営管理経験は長くても、それは数少ない同じお店だけの事であるケースが殆どです。
それでは、色々な地域性や形式・規模・品質等級・環境等に即したコンサルタントを行うことは出来ません。
つまり、この社長は「ラブホテルの『経営コンサルタント』と上手くやって来られなかった」のではなく、
『コンサルタントもどき』と契約したので、上手く事が運ばなかった。」のです。
この事を社長にお伝えすると「あぁ、やっぱりそうなんだね。で、貴方の所はどうなの?」と率直に聞かれ、「私どもは、ラブホテルなどのコンサルタント専門会社として、30年以上の経験と数多くの実績を持っていますよ。」とお応えして、弊社の会社経歴書などをご覧いただきました。
すると、「そこは分かったけど、どうやって経営改善をするの?」とこちらもストレートなご質問を頂きましたが「申し訳ありません。お店も、過去の営業成績も拝見していませんし、従業員さん達にも会っていないので、どこからどう手を付けるべきかは、今はわかりかねます。」と率直にお答えしたところ「そうだよねぇ。そうだよソコだよ。前の連中は初めてウチのホテルに来る時に《改善計画書》とか持ってきてさぁ。なんでこれが出来るんだろうって。不思議だったんだ」と喜んでいました。
ただ、経験豊かな経営コンサルタントが調査して改善指導しても、それだけで上手く行くとは限りません。
ここは非常に大事なのですが、ラブホテルの経営が停滞して売り上げが伸びない状態は、人間に例えれば、成長が止まり体調を崩したのと同じで、言ってみれば病気です。
病気を治すのはお医者様ですが、会社の場合は経営コンサルタントです。
医者は、病気の原因を探して、症状を和らげると共に原因となる病巣を無くすために投薬治療をします。
この医者による投薬治療は、コンサルタントの《改善指導》なのですが、時には「良薬、口に苦し」とばかりに薬を飲まない患者も居るんです。
つまり、コンサルタントの指導に従わないケースです。
これでは病気も経営不振も治りません。
どうしてそんなことが起きるのかと言いますと、そのラブホテル経営者の経営に対する考え方と経営コンサルタントの考え方が違う(相反する)からです。
でも、よく考えれば「今までは、その経営者の考え方でやって来たから停滞した」訳で、経営改善の専門プロフェッショナルと考え方が違うのは当たり前と言いますか、それで良い事なのです。
逆に、それが同じだったら、改善などするわけが有りませんし契約の意味も有りません。
ですから、依頼者はコンサルタントと良く話し合って、その違いを納得する必要があるのです。
それが出来たら、後はコンサルタントの改善指示に従うだけです。
もちろん、解らない事や納得できない事は発生した場合は、何時でもとことん話し合う事は言うまでもなく必要です。
この社長は、平田との考え方の違いを納得して弊社と契約してくださり、その後もよく話も聞いて下さって素直に改善指導にも反応して下さったので、経営改善も遅滞なく比較的速やかに進行し、売上自体の改善にも成功しました。
ちなみに、年は彼の方が平田より少しだけ下でした。