トピックス　カレーライスはどう作るの？

ちょっと、変なタイトルですが、少しだけ御付き合いください。

急に、誰かが、貴方に
「カレーライスを作って下さい。」
と言ったらどうします。
　　※ここでは、貴方がカレーライスを作れるものと仮定しています。

貴方は、まず何から始めるでしょう？
何カレーにします？　材料選び？　調理方法？　調理する場所？　調理器具の調達？
何人前にします？　原価はどうします？　器は？　カトラリーは？

色々と、考える事が有りそうですね。

でも、それではダメなのです！
そうやって、考えては駄目なのです。

では、貴方が「ラブホテルを経営して下さい。」と言われたらどうします？
貴方は、何から考えますか？

場所？　広さ？　融資？　建設費？　部屋数？　料金？　雇用？　意匠？
色々とありますよね。
でも、それではダメなのです。

カレーライスを作る時も、ラブホテルを建てる時も、材料や作り方や資金の話は、後回しにして、最初に考えるべきことが有るのです。

それは！消費者の事です。

カレーライスの時は「食べる人」ですし、ラブホテルの時は「利用者」です。
カレーライスを作ろうと思ったら、まずは「誰が食べるか？」を考えるのです。
お子さんが食べるのか？　お年寄りが食べるのか？　辛さの好みは？
具の大きさは？　具の硬さは？　アレルギーは無いかしら？　好き嫌いにも気を配らないと！

ここが決まっていないと、材料も決まりませんし、切り分け方も調理法も決まりません。
歯の無いお年寄りに作るとしたら、材料の形にも気を配らなければなりません。

なのに、ここの部分の考察をしないで、建設場所を決めたり、規模を決めたり設計して、料金を決めて売りに出しても、何方のお口にも合わないダメホテルができないとも限りません。

他の御商売をする時にも同じことが言えます。
本屋さんでも、八百屋さんでも、理髪店でも、何でも同じです。

もし、場所が決まっているのなら、予想される利用者（消費者）はどんな人なのか？
年齢層は？職種は？所得層は？
そこを調べておかないと、ダメです。
いわゆるマーケットリサーチの一つですね。

お子様の多い地区なら、逆に高齢者が多い地区なら、カレーライスの味を変える様に、消費者の傾向に合わせたラブホテル経営をする必要があるのです。

商売（ビジネス）や仕事を成功させる基本は「相手の事を考える」なんです。
失敗するのは「自分の事ばかり考えるから」なのです。

何かをしようと思ったら、まず「相手の事を考える」事から始めましょう。

実は、これって〝恋愛″でも、同じ事が言えるので、ご活用ください。