高齢夫婦がブラック経営する仰天のラブホテルからのご相談

こんにちは!
ラブホテル・レジャーホテル経営の専門コンサルタント(株)スパイラルの平田です。
今日は、ラブホテルでは良く起きる「時代遅れ」についてお話します。
正しく感じる「勤勉」も使い方を誤ると問題が起きるので要注意なのです。
では、始まり、始まり~

とあるベットタウンに隣接した二十二室の某ホテルを経営する高齢夫婦オーナーさんから
夫婦で一緒懸命に頑張っているのに、
  ここ数年間は売上が低迷する
」とのご相談です。

お店に伺いましたところ、清掃の状態や接客などには問題はあまり無いのですが、とにかく全体的に新しさが何も感じられず、十五年ほど昔にタイムスリップしたような印象を受けました。
言ってみれば「とても綺麗な時代遅れ」とでもなるのでしょうか?

さっそく、五十才台後半の社長御夫妻にお話を伺うと、十数年前に健康上の理由で支配人が辞めてからは、御夫婦でホテルを切り盛りするようになり、その為、此のところ旅行はおろか、何処にも出かけたことが無いそうです。

そのうえ、お二人ともその事をとても誇らしいと感じているように見受けました。
「今の若い者は、遊ぶことばかり考えてちっとも働かない。」
「自分達の商売は、自分達で責任を持つのが当たり前だ。」
そんな言葉が、お二人との話の中に何回も出て参りました

私は「確かに、それはそれで間違った事では無いのですが、だからといって世間の移り変わりに背を向けては、お客様にお喜び頂けませんよ。」と説得させて頂きましたが、中々ご理解頂くのは大変でした。
つまり、お二人とも自分のラブホテルの中に引きこもった生活をしていたため、同業者の動向も、世間の移り変わりや流行にも触れる機会が無かったのです。
もちろんテレビなどでは見聞きしていたのでしょうが、その事と自分達の商売とを結びつけることは出来なかったようです。

そこで、弊社が指導の経験した多くの
「業績低迷から脱却できた例」
をお話してみましたところ、最初は半信半疑で聞かれていたようですが、やがて
「言われてみれば、そうかもしれない」とご納得を得る事が出来ました。

その結果、はじめは車で三十分ほどのホテルに視察に出かけられる程度でしたが、今では支配人を雇い、お二人はよく旅行をされるようになりました。

当然、弊社が提案するいろいろなアイデアも素直に取り入れておられますし、我々が時代遅れだと感じたところは、早速に正すようになりました。

それに、何より社長御夫妻もすっかり若返った様ですし、多分ですが、寿命も延びられたと思います。

確かに支配人の人件費は増加し、改装の為に借入もしましたが、立地が良かった事もあり、売上は当時に比べ約3割以上も伸び、充分に利益を上げています。このようなケースは意外に多いのです。

株式会社スパイラル 平田 壯吉 代表取締役

平田 壯吉

スパイラルは、運営請負や人員派遣を行わず、ラブホテル経営相談一筋に、多数の繁盛ホテルを誕生させて参りました。
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改善は、早く始めれば、それだけ早く効果が得られます。
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